ステーキを焼いたらパサパサで硬かったことってありますよね。
ミディアムレアを狙って焼いたはずなのに…
思った以上に焼きすぎてパサパサになってしまうんですよね。
フライパンでステーキを焼くには火加減がとても難しく、ミディアムレアに仕上げるには、実はかなり高いテクニックが必要なのです。
じゃあ、素人にはステーキをうまく焼くのは無理なのか?
いえいえ、そんなことはありません。
誰にでも簡単にステーキを焼く方法があるんです。
それはオーブンを使って焼く方法です。
オーブンなら、
- 庫内の温度が一定にできる
- 低温で焼ける
と、ステーキを焼くのに適しているので誰でも簡単に焼くことができます。
そこでこの記事では、オーブンレンジを使ったステーキの焼き方を紹介させていただきます。
なお今回のレシピはこちらを参考にしました。
このやり方なら誰でも簡単に出来ますので、ぜひチャレンジしてくださいね。
ステーキの焼き方!オーブンを使えば誰でも簡単に焼ける!
オーブンを使えば、私のような素人でもきれいなピンク色のステーキを焼くことができますよ。
そこで、オーブンを使ったステーキの焼き方を紹介させていただきます。
今回使うステーキ肉はこちらです。
- アメリカンビーフ
- 肩ロース
- 883g
- 厚み2.5~3cm
この肉を120度に温めたオーブンで焼いていきます。
焼き加減はミディアムレアです。
手順は以下のとおり
- 下ごしらえ
- オーブンで焼く
- 塩をふる
- フライパンて焼く
- 仕上げ
では、いってみましょう。
下ごしらえ
肉の表面にオイルを塗ります。
理由は肉の表面にオイルを塗って乾燥を防ぐためです。
オイルは次のもので塗ると塗りやすいです。
- ハケ
- キッチンペーパー
- 指
なおここで塩はふりません。
なぜなら焼く前に塩をふってしまうと塩の脱水作用で肉の水分が出てきてしますからです。
ついでにこしょうもふりません。
それはコショウが焦げてしますからです。
焼く前に塩コショウはふらない
2.オーブンで焼く
食材バット用角形ザルを裏返して肉を乗せます。
私は以前、オーブンシートに肉を乗せて焼いたら天板の熱が肉に直接伝わってしまい焼きすぎてしまったことがあります。
肉を天板から離すこと
今回はミディアムレアに仕上げます。
ミディアムレアに仕上げるには、肉を焼く前の重量から95〜97%の重量になるまで加熱することです。(838g〜856g)
今回は883gの肉なので約847gを目指します。
96%の重量なら 肉883g×0.96g=847g
オーブンでの加熱時間の目安はこちら
肉の重量 | 調理時間 |
200g | 表20分 裏15分 |
400g | 表30分 裏25分 |
600g | 表40分 裏35分 |
800g | 表50分 裏45分 |
1000g | 表60分 裏55分 |
目標である重量(838g〜856g)に達していなければ、もう一度オーブンに戻し、追加で5分加熱するといいでしょう。
3.塩をふる
塩は肉の重量に対して0.8%の塩をふります。
理由は人が美味しいと感じる塩味は0.8%だからです。
今回の場合は、塩が6.8g必要です。
肉の重量850g×0.008=6.8g
ここでのポイントは6.8gの塩を3分の2だけふること。
つまり、4.5gを肉の両面にふります。
残りの3分の1の塩2.3gは焼き上がり後カットした断面にふりかけます。
タニタの軽量機なら0.1gまで計れるので便利です。
4.フライパンて焼く
フライパンで、肉の表面に焼き色をつけます。
フライパンを強火で加熱します。
盛り付けた時に上になる面から入れる
- 片面30秒焼く
- 裏返して15秒焼く
- 側面を10秒ずつ焼く
仕上げ
焼き立ての肉は、肉の中の水分子が動いている状態。
この状態で肉をカットしてしまうと肉汁が出てしまします。
なので、肉の中心温度が落ち着く5分ほど休ませます。
完成
きれいなピンク色に仕上がりました。
先ほど計って残した塩3分の1(2.3g)を肉の断面にふる
こちらは以前オーブンを使わず焼いたステーキ
肉のフチに注目です。
オーブンを使って焼いたステーキと比べるとフチの焼き色の量が全然違います。
そして肉汁の溢れ出す量もオーブンを使った方が少ないです。
私はこのレシピで何度もステーキを焼きました。
この焼き方なた必ずうまく焼けますよ。
まとめ:ステーキはオーブンを使えば誰でも簡単に焼くことができる!
いかがでしたでしょうか?
- 120度でじっくり焼く
- 肉の重量が焼く前の95%〜97%になるまで焼く
- 塩分量は0.8%
この3つのポイントをおさえれば誰でも簡単にステーキを焼くことができますよ。
今回、参考にしたのはこちらの本!
この本では水島弘史さんのステーキの焼き方が掲載されています。
水島弘史さんのレシピの特徴は、料理レシピにありがちな、あいまいな表現が一切ないこと。
例えば、
- 塩少々
- 塩ひとつまみ
- 焼き色がつくまで
といったあいまいな表現が一切ありません。
その代わり、
- 何度で何分
- 塩何グラム
と具体的に指定してくれるので分かりやすく、結果何回作っても同じように作れてしまうのです。
正直、初めは計るのがめんどくさかったりしますが、味見の回数、料理の失敗が圧倒的に減るので、結果的に時短になりとてもオススメです。