土鍋でもすき焼きって作れるのでしょうか?
結論から言うと土鍋で作っても、美味しく作ることはできます。
ただし、注意しなければいけない事が1つあるんです。
もし、それをやってしまうと、土鍋が割れてしまい、せっかくのすき焼きも台無しに。
そうならないためにも、おぼえて欲しいことが1つだけあるんです。
この記事では、土鍋ですき焼きを作るときにやってはいけない1つのことを紹介させていただきます。
とても簡単なことですので、ぜひ覚えてくださいね。
【土鍋で作るすき焼き】注意すべき1つのこと
土鍋ですき焼きをするときに、注意すべき1つのことがあるんです。
それは、『関西風すき焼きをやってはいけない!』です。
なぜならば、土鍋が割れてしまうからです。
関西風すき焼きといえば、まずは牛肉を焼きますよね。
これがいけないんです。
牛肉を焼くことで、熱に耐えられなくなった土鍋は割れてしまうんです。
ですから、土鍋で関西風すき焼きは、やってはいけません。
しかし、割り下で煮込む関東風すき焼きなら土鍋を使っても大丈夫です。
すき焼きの関東風と関西風の違い
すき焼きには、大きく分けて関東風と関西風があります。
- 【関東風】:鉄鍋で煮立てた割り下の中に野菜を入れ、最後にお肉を入れる。
- 【関西風】:はじめにお肉を焼いてから、調味料で味付け。順に野菜を入れる。
鍋料理に近い関東風なら、土鍋ですき焼きをしても問題ありません。
すき焼きの老舗『今半』の割り下を紹介
関東風なら、土鍋でもすき焼きができることがわかりました。
せっかくなので、関東のすき焼きの老舗『今半』の割り下をご紹介させていただきます。
- 醤油:2
- みりん:2
- 砂糖:1
- 酒:少々
沸騰させないのがポイント。香りが飛んでしまいます。
しっかりアルコールを飛ばすこと
味にまろみが出ます。
だんだんと味が濃くなってきますけど!
すき焼きの中盤以降は、割り下が煮詰まり、味が濃くなってきます。
そんな時は、昆布だしで割りましょう。割り下2に対してダシ1の割合がオススメです。
【昆布だしの作り方】
空だきOKの土鍋ってあるの?
最近では、土鍋も進化しており、空だきしても大丈夫な土鍋があります。
ペタライトという鉱石を混ぜ込んだ土鍋は、とても熱に強いので、空だきも大丈夫。
つまりペタライトを使った土鍋なら、関西風すき焼きも大丈夫です。
でも、
「わざわざペタライトの入った土鍋なんか買わないよ!」
と思ったあなた!
実は、持ってる土鍋がペタライト入りだった!ってことがありますよ。
ちなみに私は、無印良品の土鍋を使っていますが、なんとペタライト入りでした。
もしペタライトが入っていたら、関西風すき焼きも楽しめますね。
すき焼き鍋の代わりって何がある?
すき焼き鍋なんて普通持っていないですよね!
そんな時は、
- フライパン
- ホットプレート
を使ってみてください。
フライパンなら鉄でもテフロンでも全然大丈夫。
ホットプレートなら、面積が広い上、火力調整もできるので失敗も少なく、野菜も同時に焼くことがでるのがいいですよね。
すき焼きはなぜ鉄鍋がいいの?
すき焼きには鉄鍋を使う理由は、熱伝導率がちょうど良いからです。
鉄鍋、銅鍋、土鍋で比べると
熱伝導率は
- 銅鍋
- 鉄鍋
- 土鍋
の順番で高いです。
ですが、銅鍋を使うと、熱伝導率が高すぎて肉がこびりついてしまいます。
土鍋だと、熱伝導率が低いので、肉に火が通りにくく、通ったときには肉が固くなってしまいます。
鉄鍋は、熱伝導率がすき焼きをやるのに適しているんです。
まとめ
土鍋ですき焼きを作るなら、関東風で作りましょう。
なぜなら、具材を煮込む関東風なら、土鍋が割れる心配がないからです。
土鍋以外でも
- フライパン
- ホットプレート
これら2つならすき焼き鍋の代わりになりますので、使ってみてください。
我が家には、すき焼き鍋はありません。
ですから、すき焼きをやるといったら、昔から土鍋でやる関東風すき焼き。
今まで、土鍋でやって都合が悪かったことは一度もありませんので、土鍋でも問題なくすき焼きをすることができます。
ですから、土鍋でも気軽にすき焼きを楽しんでくださいね。