酸化した油ってどうやって見分けたらいいの?
古い油は体に悪いって言うし、毎回新しい油に交換してたらお金がもったいない!
油を酸化させない方法とかないの?
そんな疑問にお答えします。
- 酸化した油の見分けるポイント5つ
- 油を長持ちさせる方法
- 古いスナック菓子は食べてはいけない
酸化した油を見分けるポイント3つ
ここでは酸化した油を見分ける以下の3つのチェックポイントを解説させていただきます。
- 気泡
- ニオイ
- 煙
酸化した油の交換ポイントがわかれば身体にも優しいですし、どれも手軽にできるのでぜひ始めてみましょう。
気泡の出かた
油が酸化すると粘りが出てくるため気泡が出やすくなります。
新しい油、やや古い油、古い油のそれぞれに特徴があるので解説させていただきます。
新しい油
新しい油は食材の周りだけ気泡が出て食材を取り出すと気泡は消えます。
やや古い油
やや古い油は気泡がなかなか消えません。
古い油
古い油は、鍋全体に細かい泡が広がり、ねばついた泡がいつまでも消えません。
泡がたくさん出ている油は酸化してるので交換しましょう。
ニオイ
油は鼻に残る匂いがしたら酸化しています。
冷めた油の匂いを嗅いでみる。
もしもニオイが残るようでしたら酸化しています。
煙
油が熱くないのに煙が出たら酸化のサインです。
酸化が進んだ不純物の多い油ほど低い温度でも煙が出るからです。
通常、油から煙が出る温度は以下の通りです。
- サラダ油は230°で煙が出る
- 天ぷら油は200°で煙が出る
この温度に達していないのに油が熱くないのに煙が出ていたら酸化しています。交換しましょう。
油を長持ちさせる方法3つ
はじめに結論を言ってしまうと、油が酸化しない方法はありません。
しかし油を長持ちさせる方法はあります。
ここでは油を長持ちさせる次の3つの方法をご紹介させていただきます。
- 揚げカスをこまめに取り除く
- 油を注ぎ足す
- 熱いうちに保存容器に戻す
これらは酸化のスピードを遅くすることができるので、油の交換ひんどが少なくてすみ経済的にも負担が軽くなりますので是非やってみてください。
また、どれか1つではなく全部やっていただきますととても効果的ですよ。
揚げカスをこまめに取り除く
鍋に揚げカスが残ってると油は酸化します。
理由は鍋の余熱で揚げカスがこげるからです。
なので揚げカスはこまめに取りましょう。
- 網ですくうだけ
こんな網があるときれいにすくえますよ。
油を注ぎ足す
古い油に新しい油を注ぎ足すと油を長持ちさせることができます。
油を注ぎ足すタイミングは肉や魚を揚げる前に注ぎ足すことです。
すると最後まである程度いい状態の油であげることができるので美味しくヘルシーに揚げることができます。
熱いうちにオイルポットに戻す
揚げ終わったら熱いうちにオイルポットに移しましょう。
熱い鍋から油を移動させることで油の温度を下げれます。そうすることで酸化を遅らせることができます。
やり方は簡単でフィルターでカスを取りながらこします。
フィルター付きオイルポットなら便利です。
もしもオイルポットがない場合は次のような素材の容器に保存しましょう。
- ステンレス
- アルミニウム
- ホウロウ
冷暗所で保管
オイルポットに入れたら冷暗所で保管しましょう。
冷暗所の条件のポイントは次の4つです。
- 湿気がたまらない
- 直射日光が当たらない
- 風通しの良い
- 温度が低い(1°〜15°)
冷暗所でも油はゆっくりと酸化してるので早めに使いましょう。
古いスナック菓子を食べてはいけない理由
古いスナック菓子を食べてはいけません。
なぜなら調理済みでも油の酸化は進んでいるからです。
そこで古いスナック菓子を食べないためにも次のことを心がけましょう。
- 賞味期限を気にする
- 開封したらすぐ食べる
実はスナック菓子以外にも、ドーナツやインスタントラーメンの麺なんかも酸化は進んでいます。
これらも賞味期限の確認や開封したらすぐに食べることを心がけてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では次のことを解説させていただきました。
- 酸化した油の見分けるポイント5つ
- 油を長持ちさせる方法
- 古いスナック菓子は食べてはいけない
最後に油が酸化する原因と体への影響について話させていただきます。
油は空気に触れただけで酸化します。
それ以外にも酸化の原因は以下のものがあります。
- 熱
- 光
- 食材の水分
- 肉や魚などのタンパク質
- 鉄鍋や銅鍋の金属イオン
これらに触れただけで酸化は進みます。
そして酸化が進むと体への負担も大きくなります。
体への影響としては次のことがあります。
- 胸焼け
- 食中毒
- 肝臓への負担
とても怖いですよね。
なのでここで学んだ酸化した油を見分ける方法を使って、美味しくヘルシーな揚げ物をいただきましょう。